いろいろなことに興味があり過ぎる問題点について

いろいろなことを興味の赴くままに

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

宋襄の仁

『宋襄の仁』という言葉がある。 学研『国語大辞典』には「(敵に対する)不必要なあわれみ。無益ななさけ」とある。ちなみに、宋襄とは宋の襄公という人物のこと。 詳しくは後で述べるが、楚の成王が軍勢を率いて攻めてきたとき、楚軍が不利な状況にも関わ…

そのまんまペンネーム

「そのまんまでいいだろ」 師匠のその一言で、本名を東国原英夫という人物の芸名は、『そのまんま東』となったのである。 東国原英夫氏といえば、元宮崎県知事であり、政治コメンテイターとしてさまざまなメディアにも顔を出しているが、かつては芸人だった…

嚢中の錐

前回は、善人に見せかけた悪人の話と、人の本質を見抜くための方法をそれぞれ上げてみたが、人の才能を見抜く方法もある。 それは、実際に使って試す、というもの。これは現代でもよく使われる手で、その人とじっくりと話してその本性を見抜く、あるいは今ま…

人の本質を見抜く

孔子といえば、儒教(儒学)の祖と知られる人物として有名で、儒教の思想は東アジア一帯に二千年近くもの間、大きな影響を与え続け、孔子はその開祖として崇められた。 そのためか、孔子といえば高潔で高邁、理想的な聖人君子のように思われがちだが、そこに…